生理機能検査について
超音波検査
人の耳には聞こえない高い周波数の音波を身体の表面から当て、反射した音波の強さや反射するまでの時間などさまざまな情報を元にリアルタイムに画像化する検査です。痛みはありません。
当院では腹部エコー、心エコー、頚動脈エコー、下肢静脈エコー、表在エコー 等行っています。
心電図検査
心臓の電気的な活動を波形で記録し、虚血性心疾患(心筋梗塞や狭心症)や不整脈などの診断と治療に役立てられる検査です。
12誘導心電図の他、24時間ホルター心電図検査も行っています。当院のホルター心電図は装着後入浴が可能です。
睡眠ポリグラフ検査
睡眠時無呼吸症候群の診断を行う検査です。
ご自宅にてご自身で機械の装着を行っていただく簡易検査。簡易検査の結果から、より精密な検査を行う為一晩入院し、いろいろなセンサーをつけて、睡眠中の脳波、心電図、眼球運動、顎や足の筋電図、いびき、体位、気流、動脈血酸素飽和度などを一晩記録し、睡眠時無呼吸症候群の診断や原因の鑑別を行う精密検査があります。
神経伝達速度検査
手や足などの末梢神経に電気刺激をあてて興奮させ、刺激が神経を伝わっていく速さや波形を記録します。顔や首、鎖骨、わきの下、お腹などを刺激して検査を行う場合もあります。
糖尿病性神経障害などの末梢神経障害、ギランバレー症候群、慢性脱髄性多発根神経炎(CIDP)、手根管症候群、肘部管症候群等の診断や治療効果の判定の為に行います。
体性感覚誘発電位(SEP)
手や足の感覚神経を電気刺激し、誘発される電位を記録するもので、手や足から脊髄、脳幹、大脳皮質までの感覚神経路の機能を評価します。末梢神経障害、脊髄障害、脳幹障害、視床病変、大脳半球病変などに有用です。頭に電極を装着し、手や足から刺激を行って検査します。
聴性感覚誘発電位(ABR)
聴力障害や脳幹障害の診断に用いられます。聴神経を興奮させることによって得られる脳幹部での反応を記録する検査です。頭に電極を装着し、ヘッドフォンをつけて音刺激を聞き、その刺激が耳だけでなく、その先の聴神経や脳まで上手く伝わっているかを調べる検査です。